今日の朝、オープンする日が着々と迫ってる店の、

モチーフにしたいものを何回も何回もトレースしてて。

納得出来ず、何が良いのかもわからなくなってしまい諦めて

仕事場に向かう。道中で

「やっぱり自分だとわからないな」

という悶々とした結論で仕事場に到着した。

そして、なんとなく携帯を見たら母親からメールが入ってた。



>くじら 、夜中の12時半頃死んだわ
>最後の一日
>立つ事も出来んがんになっとった
>菜もいっとった
> 拓の帰ってきた日元気にしとったね
>やっぱ、拓の帰って来るがん待っとってんね。って

>拓の送ってきた 白いカーテン掛けてやったら 亡くなるまで早っかった。


っていうメールで

「なんで戦時中の電報みたいなメールを打つんだろう」

と思ったけど、その分伝わった。


今回帰った時、一泊二日の弾丸だったし、

オープン準備で時間もなかったし

何より母親から「もう、足が悪くて駄目かもしれない」

と聞いてたので散歩にいかなかった。

家についた時は弱々しかったけど、

顔を見た瞬間元気が戻ってきた気がしたし

次の日の朝、イジけてテリトリーをグチャグチャにしてたので、

どうせまた12月くらいにスグ来るから、

そしたらお風呂に入れてみよう。

散歩にもいってみようと思い、

そういう気持ちを込めて最後に二回頭を撫でたんだけど

なんかいつもと違い、感じるものがあったので。

なんか目が言ってたのでなんなんだろうって思ったんだ、たしか。

そういうコトを、戦時中から着たメールを読んで思いだした。

ちょっと前から

なんか変なシコリがだらんとあったし、

それを刺激したらいけないと思ってか

お風呂にもあまり入れてやれなく、

多少匂いもキツくなってたので、

一週間くらい苦しんでたみたいだけど死んで良かったなと、その後思った。

これ以上醜くも、苦しくもならなくて良いんだと思ったから。

ボクが居る時に死んでくれなくて良かったとも思った。

「死ぬ時は猫のようにひっそりと軒下で誰からも気付かれずに死にたい」

と思ってる主人の犬らしいなとも、少し思った。

ボクのことを理解してくれてる犬らしいなって。

12月から月一で実家に帰ることになるだろう。

東京にでて来る直前に白藤家に来て、

月一で会えるようになった途端死なれたら、一番困るのは間近いなく主人だもんな。

しかも店をオープンする直前にいってしまうなんて、ホント良い犬だったんだと思う。

そう、くじらは良い犬だった。

賢いとは言えないかもしれないけど馬鹿じゃなかった。

御手とお座りしかしてくれなかったけど、それはいかにも白藤家らしかったし、

放任主義で、個人の尊重なウチの教育を理解していたんだと思う。

なんやかんや妹や母親はやらせようとしてたけど

そこまで本気じゃないと理解してたんだと思うし。

お座りは最低限のマナー、

御手は機嫌が良いのか悪いのかの意思表示。

それで十分だった。

嫌いなお風呂に入れた時も、

本気で噛まなかったし、

唸って時折嫌がらせで排便する感じも(笑)

なんか主張があって良かった。

散歩も。前からあまり他のヒトに触れられないようにしてたし、

一度抜け出して事故り生死を彷徨ってからは(笑)

小さい子に撫でられるのもよけるようになっていた。

興味本位で近づくだけでちゃんと体一つ分距離をあけていた。

何か動くものが横を通る時はスゴく警戒してたから

散歩に行く時はホントにロープ要らずだったし。

一度それで近所のオバさんに注意されたんだけど

「性別が犬なだけでペットではなくなってるのですけどね。

もしこの犬にロープが必要だったら世の中どれだけのヒトも、

ボクはあと何本ロープを用意すればよいのでしょうか」

って思った。それくらい、

安心感のある犬だった。

ホントはそういうコトではないのは

わかるけど、ボクの個人的趣向で

それは出来なかった。

折角馬鹿じゃないのに馬鹿にさせたくなく、ストレスを与えたくもなかった。

そんな駄目な主人だったし、

必ず散歩途中でボクしかいけない道をいき

どういう行動にでるかを試してしまう

性格悪い主人でもあった。

たまに逆方向に全力疾走されたのはビビったけど。

でも一緒にいて落ち着いた。

目で一々追わなくてもよかったし、

疲れて座ってると近付いてきて隣で座る犬だったし。

ずっと使いたくなくてパッケージしてた言葉がある。

ちょっと前にTwitterで「何年か前まで

『パグみたいだね』って言葉が

最高の褒め言葉(主に女性)だったのを思いだした」と

つぶやいたけど、それは嘘で

ホントはずっと「くじらみたいだな」って思ってた。

周りを周りで例えるのも変だし

なんか主人の惚気みたいで嫌だったから隠してたけど。

でも、だから「パグみたいだね」って言葉は忘れてた。

死んでも何処かで待っていると

八木ちゃんが言ってたし、

今、近くにいて守ってくれてるかも知れないけど

今のトコ死ぬ予定もないから

待たれていてもらってもキツいし、

こっちだけ見えなくて、何かされてるというのもちょっとキツいから

早く次に行ってくれたら良いなと思う。

次に黒パグになって生まれ変わって合図してくれればそれで良いと思うし(笑)

別に人間の女の子として生まれ変わってくれても構わないし。

ボクとキミとは間近いなくソウルメイトってヤツだろうから

どうせ一定の距離以上は離れないんだろうし、

これから、キミが居なくなったから

ボクは「くじらみたいだね」っ素直に言ってしまうんだろうし、

だったらそれが合図で良いんだろうし、

間近いなく合図をだし続けるだろうから、

そしたら見つけて、また近くにきてくれたらなって思う。

ボク、探し物苦手だし、キミ得意でしょ。

鼻が利くから、大丈夫。

そこだけ残すていで、神様にもお願いすれば良いと思う。

今日の朝、天使のモチーフを描き続けた理由、悶々とした理由の行き先。

なんとなく納得した。

最後まで一緒に居てくれた、

居心地の良い意思表示。

くじら、また、合おうね。

いつかの、どこかで。
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# by tblancheur | 2012-11-23 00:21