鶴野啓司さんの猪口
鶴野啓司さんのこの粉引の猪口を使いだして、もう1年になる。
去年、馴染みの方に栃木に行ってくると言ったら
「だったら自分がとても興味ある鶴野啓司さんのうつわを
仕入れてきてくださいよ」と言われたのが
鶴野さんをことを知るキッカケだった。
その方は、元々は自分と少し違ったジャンルのうつわが好きで
近くのギャラリーのお手伝いをしてるのもあり
自分なんかよりも全然「陶藝」の世界に触れられている。
なのでこの頃はその方との小話から作り手のことを知ることが
多くなっていて、こういうのも特別じゃなく、割と日常だった。
「さて、どうやって鶴野さんに辿り着こう」と思ったのだけど
栃木に行く一つの目的は取り扱いしている石川雅一さんの工房に伺うこと。
もう一つは木工の作り手の高山英樹さんに
会いに行くことだったので取り敢えずその御二方に訊いてみようと思った。
そして実際に訊いてみると高山さんの奥さんが
鶴野さんの奥さんと御縁があったみたいで(やはり世界は狭い)
あれよあれよと言う間に、その日のうちに鶴野さんの工房に
辿り着くことが出来て、そこで自分たち用に持ち帰ったのがこの粉引の猪口。
by tblancheur
| 2018-10-17 20:27